Health and Medical(健康・医療)

人間の脳をWindows10に接続することに成功

10月28日、アメリカの研究チームは、人間の脳とWindows10との接続に成功した事例をJournal of Neurointerventional Surgeryで発表した。

Windows10
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なお、2人の被験者は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)とのこと。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、筋肉を動かす神経が障害を受け、全身の筋肉が徐々に痩せて動けなくなる病気である。

2人の被験者は、脳の一次運動野(隣接する上矢状静脈洞)において、デバイスであるブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)をガイドカテーテルによって埋め込んだ。

一次運動野
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そして、そのケーブルを頸静脈などを経由して外部へ導くことで、脳の信号を外部出力できるようになったとのこと。

システムの概略図
Image Credit: Journal of Neurointerventional Surgery

術後の2人の被験者は、運動(眼球運動など)に関連する脳の信号と、その信号を処理するAI(機械学習)を利用したトレーニングを実施した。

そして、Windows10のOSにおいて、ズームや左クリックなどの複数のマウスクリックアクションを制御したとのこと。

なお、術後の経過(被験者1:術後92日目、被験者2:術後53日目)として、2人の被験者は、約93%のクリック選択精度を有しているとのこと。

さらに、テキストメッセージングや、オンラインショッピングなどの日常生活動作も出来るようになったとのこと。

今回の結果は、キーボードやマウスを使用せずに、脳が直接的にパソコンやインターネットに接続した事例だ。

2017年、「テスラモーターズ」の代表であるイーロン・マスク氏が新会社「Neuralink」を設立し、脳とコンピュータと接続するブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)の計画を明らかにした。
それから僅か3年という短期間で、臨床段階だがついに現実になった。

パソコンを操作するのに、マウスやキーボードを使用しないことが普通になる。
そのような時代が来るのは予想よりもずっと早いかもしれない。

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