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トイレを流すときにフタを閉めないと、汚物が周囲に約1.83メートル飛び散ることが判明

現在のイギリスでは、緊急事態宣言が発令され、2度目のロックダウン状態になっている。
このような危機的状態に直面しているため、イギリス国内の衛生への関心が高まっている。

特に、トイレにおいては、その衛生管理が重要視される。
(2020年3月にThe Lancetに公表された論文において、COVID-19患者の排泄物中にウイルスが存在することが明らかになっている)

しかし、イギリスのトイレ掃除ブランドであるHarpicの新しい調査によると、
イギリス人の5人に3人(58%)が、トイレの水を流すときにフタを閉めない」とする調査結果をHarpicの公式HPで公表した。

同社が、トイレの水洗時にフタを閉めない理由を尋ねたところ、フタを閉めないことによるリスクに気づいていない(47%)、フタに触れるのが怖い(24%)、物忘れが多い(15%)などが主な理由とのこと。

同社は、このフタを閉めない行為について、トイレの水洗時に生成された粒子(有害な病原体を含む)による感染リスクを指摘している。

同社は、専門の高速カメラ技術を使用して、トイレを流すときの液滴とエアロゾル粒子とを撮影し、細菌がトイレでどのように広がるかを示す以下の画像を公開した。
同社によると、1回の水洗でバクテリアやウイルスを含む可能性のある数千のエアロゾル液滴が生成され、最大6フィート(約1.83メートル)離れた表面を汚染するとのこと。

トイレを流すときの液滴とエアロゾル粒子
Image Credit : Harpic

同社の公式HPによると、便器の水は、有害な病原体にさらされた後、数回の水洗をしても汚染されたままになっているとのこと。
そして、水洗で汚染された便器の表面に触れ、鼻や口に触れると感染する可能性があることも指摘した。 

なお、上記の調査でフタを閉めていなかったほぼ全ての回答者(95%)が、このようなリスクを認識した後、フタを閉めるようにしたとのこと。

また、同社は、家族の安全と幸せを維持するために、トイレを掃除するときに以下の3つを実行するように英国に呼びかけている。
◆細菌の拡散を防ぐために、水洗するときにフタを閉める
◆清掃中は手袋を着用し、使用後は手を洗う
◆細菌の生息地となる水垢を除去するトイレクリーナーを使用し、衛生状態を維持するために消毒も行う
(水垢を除去するには、同社のPowerPlusの使用を推奨)

トイレを流すときの液滴とエアロゾル粒子」、「便器から約1.83メートル離れた表面を汚染」、「便器の水が数回の水洗をしても汚染されたまま」という新事実は、コロナの有無に関わらず、想像以上にトイレが汚いことを認識させた。

日本においても、トイレに入るとフタが開けっ放しの状態を多く見かける。

そして、このような汚染を知った今、私も多分に漏れず、フタを閉めるようになった95%の中の1人になった。

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