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【世紀の大発見】日本の大学などが金星の雲の中に地球外生命体の痕跡を発見

金星の環境は、平均温度460℃、地表の大気圧が90気圧以上、上空50~70kmの雲は濃硫酸で構成され、生命が生存できない環境と考えられてきた。

金星
Image by pixabay

9月14日、日本(京都産業大学)・アメリカ(マサチューセッツ工科大学)・イギリス(ケンブリッジ大学)の国際研究チームは、金星の上空の雲の中に「ホスフィン」と呼ばれるガスが含まれるという内容の論文をnature astronomyに発表した。

地球上のホスフィン(分子式:PH3)は、沼地や動物の体内など、酸素の少ない場所に住む微生物や動物の腸内で生成する可燃性ガスとして知られている。

研究チームは、ハワイとチリにある2つの望遠鏡を使用し、金星の約60km上空の雲を2017年と2019年に2回の観測をした結果、どちらの観測でも濃度20ppbのホスフィンを検出したとのこと。


高濃度のホスフィンの存在は、雷や隕石の由来などでは説明ができない。
そして、金星のホスフィンは、強酸性である濃硫酸の大気中では長期間の存在は出来ず、時期が異なる2回の観測の両方で検出された事実より、今のこの瞬間も生成され続けていると推測されるとのこと。
このため、金星にホスフィンの存在は、「生命に由来するもの」である可能性があり、「小さい浮遊生物が現在も活動していること」を示唆としているとのこと。

金星における生命の痕跡の可能性について
Movie by Youtube (マサチューセッツ工科大学)

この大発見に関して、NASAの長官は、「地球外生命体の探索史上で最大の発見」であると賞賛している。
一方で、「未知の化学現象によってホスフィンが生成されている可能性もある」として、この地球外生命体の発見を懐疑的に見ている人もいる。

いずれにしろ、現代科学において、人類史上で初めて地球外生命体の存在する証拠を観測したニュースは、素直に感動し、ワクワクする。
我々は広い宇宙の中で、孤独な存在では無かったのだ。
しかも、こんなに近くの苛酷な環境に存在している証拠が示されるなんて、完全に想定外だ。
一日でも早く、金星の地球外生命体と実際に接触する日が実現することを心待ちにしている。

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