Health and Medical(健康・医療)

痛みの軽減に「カウントダウン」が有効

オックスフォード大学のシュルツ氏らは、神経の研究において、「注意力が痛みの知覚にどのような影響を及ぼすのか」を分析したいと考えていた。

そこで、20人の被験者を対象に、左手に冷たい刺激を受ける痛みを伴う実験を行った。
なお、人間は、温度7℃以下の冷たい刺激に痛みを知覚する。

Image by pixabay

被験者は、冷たい痛みに耐えながら、以下の3つの痛みから注意を逸らす方法を試み、その脳の様子がfMRI(磁気共鳴機能画像法)で観察された。

◆カウントダウン(計算):
 1000から7ずつ引き算する。
  (例、1000、993、986、979・・・)
◆場所を想像する:
 好きな音楽と色がある安全で幸せな場所にいると想像。
◆冷刺激の再解釈:
 冷たい感覚のみに集中し、痛みが無いと再解釈する。

実験後、被験者は、その痛みの強さと不快感について、無痛(0点)~耐えられる最大の痛み(100点)で比較評価した。

この調査の結果は、9月2日にeLifeで公表された。

その結果、高い集中力を要するカウントダウンが最も痛みを軽減することがわかった。

シュルツ氏らは、一部の被験者の「痛みを50%減らすことができた」と述べている。

そして、後日、ある参加者は、出産の陣痛に活用したという。

痛み止め薬や麻酔が多用できない状況で役立ちそうなマメ知識だ。
歯医者や注射が苦手な人には朗報だろう。
特に、冬場の冷水や雪合戦に有効かもしれない。

私もやってみたが、頭が悪いと「計算すること自体」も新たな苦痛だということに気付いた・・・。

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